2013/09/05

らいおん堂 昭和の駄菓子屋


昔、国分小学校の西側に「らいおん堂」という店があった。
老夫婦が営む昭和の懐かしい駄菓子屋兼雑貨屋。

文房具も取りそろえてあり、登校前にお世話になる児童も多かった。
私は母のお遣いで、豆腐を買いに行くことと、
専ら、自分たちのおやつを買うのに、利用していた。
いわゆる、買い食いである。お行儀悪いけど、そのころの楽しみの一つ。
当時のベスト3は、スズメのたまご、ベビーラーメン、チロルチョコ(3連の)
10円でおやつが買えた。

その駄菓子屋は、すでに、なくなっているが、
今でも気になっているのは、店の名前、
「らいおん堂」。看板があったわけでもなく、
ひら仮名なのかカタカナなのかもわからない。
ただ、みんながそう呼んでいた。

当時も同級生の間で結構、話題になった。
やんちゃな男の子が言った。
「店のおばちゃんが眼鏡を取ったら、ライオンに似ているからだよ」と。
まさか。

きっと、何らかの由来が秘められていたはず。