2014/02/07

国分の初市 春を呼ぶ風物詩

毎年2月初旬、きりしま国分の旭通りでは、
恒例の春を呼ぶ「国分の初市」が行われる。
地元では昔から、木市(きいち)と呼ばれ、親しまれている。

国分の初市は、明治時代から続いているそうだ。
春を呼ぶ風物詩として、伝統ある催し物なのだ。

商業活動の原点ともいえる市(いち)は、
時代が移り変わっても、人々の心に活気をもたらす。
歩行者天国となった旭通りは、大勢の買い物客で賑わう。

木市といえば、赤いひなぎく(雛菊)の苗が思い出される。
当時(昭和47年頃)、アグネスチャンの「ひなげしの花」が流行っていた。
♪来る、来ない、帰らない、帰る・・・と、
花びら占いで、恋人の帰りを待ちわびる乙女の恋心を歌った歌だった。

露店に並んだ赤くて丸い可愛らしい花。
当時は誰もがこの花をイメージしていた。
だから、私も喜んで買って帰った。
実を言うと、「ひなぎく」と「ひなげし」の勘違い。
勘違いではあったけれど、
小さくて丸くて可愛らしい花に大満足。
さっそく、父親の園芸用の鉢を拝借し植え替えた。
毎日、愛でて、幸せな気分になっていたことを思い出す。

それにしても、なぜ、「ひなぎく」ではなく、「ひなげし」?
「ひなぎく」の方が、花びら占いにはもってこいだと思うのだけど。。。

懐かしい初市。もう何十年も行っていないが、
ガーデニングが盛んな昨今、
春の苗木や草花を買い求める人々で、
木市はますます賑わっているとのこと。

まちに春を呼ぶ、ふるさと国分の初市。
歴史ある伝統の風物詩は、商店街の方々の努力によって、
受け継がれていることを忘れてはならない。

まだまだ寒さは厳しいが、春よ来い!福よ来い!

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