2014/03/25

山坂達者 天孫降臨の霧島登山

鹿児島県の教育方針に、「山坂達者」というものがある。
薩摩藩時代からの郷中(ごじゅ)教育のなごりで、
足腰を鍛え、文武両道に励むことを目的としたものである。

小学校、中学校、高等学校と、必ず一度は、
学校行事として、登山が組み込まれていた。
めざすのはもちろん、天孫降臨霧島の山々。

霧島登山は、城山に登るのとは、わけが違う。
郷土のすばらしい伝統「山坂達者」は、誇りに思う。ただ、
登山の印象は、登らされた感が強く、残念ながら、あまりいい思い出はない
だから、大人になって、わざわざ登ろうなんて思いもしなかった。

確かに、山の景色はすばらしいし、
山頂に到達した時の達成感は、感動に値する。
でも、どうしても積極的にはなれなかった。


最近、考えている。
思い切って、再びチャレンジしてみようか・・・
山坂達者ではなく、健康維持管理のために?
(そんな年になったのか・・・)

せっかく、こんなにすばらしい環境が身近にあるのだから。
おくばせながら、「山ガール」の流行にのってみようかな。
季節はやはり、ミヤマキリシマのころが、よさそうかな。。。

登山を楽しみたいなと、思う自分がいる。


あなたは、なぜ山に登るのですか?
登山の魅力は何ですか?


2014/03/01

シネマパラダイス 郷愁の映画館

カタカタカタ・・・と映写機の回る音。
映写室の小さな窓から放たれる光にのって、
銀幕に映し出される喜怒哀楽。
昔の映画館を回想する。


『ニューシネマパラダイス』 ・・・
戦後まもない、イタリアはシチリアの片田舎。
映画は村人にとって唯一の娯楽。
映画館の名は、「パラダイス座」。
胸を打つ切ないストーリーと、
やさしく包み込むような旋律。

世界中の観客が、トト少年と自分の体験を重ね、
郷愁にかられたことだろう。。。

昔、わたしのふるさとにも、映画館があった。
2階に畳の座敷席が設けられたレトロな造り。
昭和以前の雰囲気を残した古びた建物だったが、
国分のシネマパラダイスだった。

もちろん、子供は自由に鑑賞できたわけではない。
「パラダイス座」は、事前に司祭の検閲があった。
わたしたちにも規則があった。
学校が許可した映画しか観ることはできなかった。
それでも、蘇る思い出の数々。
夢、冒険、かなしみ、笑い、おどろき・・・
たくさんの感動を味わった。

永遠に心に残る名作に、人生を重ねてしまう。
それが映画・・・
昔、わたしの町にも映画館があった。。。