2014/03/01

シネマパラダイス 郷愁の映画館

カタカタカタ・・・と映写機の回る音。
映写室の小さな窓から放たれる光にのって、
銀幕に映し出される喜怒哀楽。
昔の映画館を回想する。


『ニューシネマパラダイス』 ・・・
戦後まもない、イタリアはシチリアの片田舎。
映画は村人にとって唯一の娯楽。
映画館の名は、「パラダイス座」。
胸を打つ切ないストーリーと、
やさしく包み込むような旋律。

世界中の観客が、トト少年と自分の体験を重ね、
郷愁にかられたことだろう。。。

昔、わたしのふるさとにも、映画館があった。
2階に畳の座敷席が設けられたレトロな造り。
昭和以前の雰囲気を残した古びた建物だったが、
国分のシネマパラダイスだった。

もちろん、子供は自由に鑑賞できたわけではない。
「パラダイス座」は、事前に司祭の検閲があった。
わたしたちにも規則があった。
学校が許可した映画しか観ることはできなかった。
それでも、蘇る思い出の数々。
夢、冒険、かなしみ、笑い、おどろき・・・
たくさんの感動を味わった。

永遠に心に残る名作に、人生を重ねてしまう。
それが映画・・・
昔、わたしの町にも映画館があった。。。



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